カイコ産卵

お蚕さんたちの近況です。

まずはクワコもどきたち。カイコ×クワコのハーフと判明したこの子たちは、3ペアほど羽化させて残りのまゆは冷凍保存中です。
羽化した子たちは、羽もカールしていないし、ちゃんと飛べるし、産卵のしかたもこんなババッチーやり方で、野生のクワコみたいに、数個ずつあっちこっちに産みました。
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”黄白”の方も、3ペアほど羽化。
お蚕さまは、こんなにきれいに整然と卵をうみつけます。さすが、深窓の令嬢!
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卵は産みたてはきれいなクリーム色、それが2・3日するとだんだん赤みがかってきて小豆色になります。こうなった卵は越年卵で、来年の春まで休眠します。色が変わらなかったら、非休眠卵と言って、2週間すると孵化します。色もかわらず、2週間たっても孵化もしなかったら未受精卵です。
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画像、左上は6月14日、右上は6月15日、下は6月15日に産卵したものです。1日ごとにこんな風に色が変わります。


休眠卵を眠りから覚ますには、希塩酸をつかって”浸酸”という処理をします。そうすると、非休眠卵と同じ様に、2週間くらいで孵化します。
カイコは昔から研究されつくしていて、いろいろな手法が確立されているので、無駄に試行錯誤しなくてよいメリットがありますね。



さて、この前収繭した180個のまゆは、丸のまま3日間天日干しして、念のため冷凍保存。
夏休みに子供といっしょに糸取りをしてみようと思います。
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昨日、残りのまゆも全部収繭しました。斑紋の色が薄い、うちでは「白ちゃん」と呼んでいる子たちが約70個、普通の色の子たちの残りが約90個。
これらは、カットして中のさなぎを出して切りまゆにしておきます。

取り出したさなぎからもちゃんと羽化できるので、何匹かは羽化させて、白ちゃんと普通の子とかけ合わせて、斑紋の出方の遺伝を調べてみるつもり。あとのさなぎは・・・・鳥の餌かな・・・。

切り繭は、最近は化粧水を作ったり、洗顔に使ったり、美容用にけっこう人気があります。
化粧水作り、やってみようかな。

糸取りは、カットしたまゆではできませんが、真綿作りならできます。
去年、本やネットで紹介されているやり方を見よう見まねで作ってみた真綿が、数十枚。少し試しに紡いで毛糸状にしてみたくらいで、まだそのままです。
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独特のツヤがすてきでしょう?
本物の真綿布団は、こいうい30cm角くらいの真綿を布団のサイズにまで薄く引き延ばして何千枚も重ねて作るんだそうです。綿ぼこりがでなくて、アレルギーのある人にもやさしくて、温度・湿度も適度に保つすばらしい素材です。
真綿のまま、首にまいたり、下着の背中に縫いつけたりしてもいいそうです。暖かいよ。

切りまゆで、人形作りもできます。これは去年作った物。娘が学校に持って行って、大好評だったようです。「ひよこ作って~」って何人か注文されたって。
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娘は、学校の先生に「カイコ博士」って呼ばれているそうで、その面では自信つけちゃって、家でもカイコのエサやりとかそうじとか、率先してやってくれるようになりました。指先にカイコのっけて、「かわいい~」となめまわすように眺めてます。

今年の夏休みの自由研究は、いろいろできるね!
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by chikoblog | 2008-06-17 11:27 | カイコ・その他昆虫